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偶然





「ねえアスラン・・・あの人たちって知り合い?」

久しぶりに会ったキラとアスランは街へと繰り出していた。不本意ながらも敵対してしまった

2人はそうそう会うことも出来なかった。 だからこそこっそり会っている時には戦争なんて思い

出さないよう、敵対していることを思い出さぬよう、周りを見ないようにしていたのだが・・・。

敏感なキラは自分たちに向けられる視線が気になって仕方がなかった。

「え・・・!!イザークに、ニコル!?」

「やっぱり知り合いなんだ・・・」

「よく分かったね、キラ」

少々複雑な顔をしながらもアスランは無邪気な笑顔を見せるキラの頭をなでた。

「なんとなくこっちを見ているような気がしたから・・」

ほわ、っと微笑むキラを抱きしめたい思いに駆られつつも、公共の場でそんなことは駄目だ!!

と何とかアスランは暴走しそうな感情をとどめた。






一方。早々からキラとアスランを見つけていたイザークとニコルは、後悔していた。

普段皆の前では仲の良いそぶりなど見せない2人だが、休日ともなると連れ立って、軍の人

間が訪れることのないような場所まで赴いていた。 そんな中、2人は同僚であるアスランを見

つけた。しかも、ザフトでは見たことのない人物と一緒で、満面の笑顔で前方500メートルほ

ど先にいた。

アスランを見つけたのまではいい。そう、見つけた後、興味本位に跡などつけなければよか

ったのだ。

「アスランて・・・・あんな性格でしたっけ?」

「言うな、頼むから言わないでくれ・・・」

あのイザークにここまで言わせるアスラン。さすがだ!!ニコルはいろいろな意味でアスランを尊

敬した。しかし。

「アスランと一緒にいる人って・・・確か」

「ああ、ストライクのパイロットのはずだが・・・」

「敵・・・ですよね」

「敵・・だな・・・」

「「はあ・・・・」」

2人は同時にため息をつくと今まで見てきたことを思い出していた。





「あ、アスラン!!こっちからおいしそうな匂いがするよvv」

「なんだ、キラ。もうおなか減ったのか?」

まるで幼い子供のようにはしゃぐキラを、アスランは愛しそうに見つめながら幸せを実感して

いた。

「別にそんなんじゃないもん!!ただおいしそうな匂いだったから、教えただけだもん!!」

「はいはい、強がらなくてもいいから。で?何処で食べたいの?」

極上の笑顔で微笑みかけるアスランに、キラは顔をほんのりと染めて行きたい方向を指で

示した。そして、自らアスランの腕にギュウッとしがみついていた。

アスランのほうもそんなキラの髪を優しく梳きながらキラが指差したほうへと歩き始めたのだ

った。






「あの時ついていかなければ僕たちこんな思いを味わわなくてよかったんですよね・・・」

「今更、だ」

「そうですね。・・・・ところでイザーク」

「なんだ?」

あらぬ方向を見ていたイザークはニコルのほうを振り返り腕を組みながら見た。

「向こう、こちらに気付いちゃったみたいです・・・」

「そうか・・・なら」

「え・・・ん!!」

イザークはうんざりした表情のままニコルの顔に自らの顔を近づけその唇をふさいだ。ニコル

は突然の行為なので反抗できなかった。頭が真っ白になっていたため。

しばらくして唇が離れたときそこには顔を真っ赤にして肩で息をつくニコルの姿があった。

「何するんですか!!こんな場所で」

なんと言うまねをするんだ、と言わんばかりの表情でニコルはイザークを睨みつけるが、いか

んせん顔が真っ赤なので迫力はなく、逆に 可愛いと思うものだった。まあ、本人に言うことは

ないが。

「仕返しだ。散々見せられてたからな」

「僕たちが勝手に見てたんですけど」

「それでも向こうは驚いてたさ。アスランなんか固まってたぞ」

くくっ、とのどを震わせながらイザークは笑った。もともとアスランを毛嫌いしているイザーク

は、滅多に拝めないアスランの表情が見れて気分がいい。 ニコルはそんな機嫌のよいイザ

ークと、イザークから聞いたアスランのことを考えた後ストライクのパイロット、すなわちキラに

同情した。

――アスランとイザークって確か同じような正確だから・・・・

こっそりとため息をつき、前方を進むイザークの後を追いかけていった。





はい、アスキライザニコ小説です。
実は初めてのアマアマ小説なのでは?と思いつつも読んだことある方いらっしゃるかもしれませんね。
何を隠そう、これ日記で書いたやつを修正加筆したものですから。
本編ではもういなくなってしまった(泣) ニコルですが、多分このサイトではバンバン出るでしょう。
ニコル好きですから・・・。
感想などありましたらぜひぜひBBSやメールでお聞かせくださいvvv


2003/5/23/fri





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