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我が侭





「アスラン!!!」

自分の名を呼ばれ振り返ってみると、そこには同僚の姿があった。

「・・?ああ、ニコルか」

「どうしたんですか?悩みでもあるんですか?」

心配そうに顔を覗き込んでくるニコルに内心ひやひやしながらも俺は気づかれないよう平静

を装った。

「別に・・・。だがどうして?」

「いえ、なんとなくため息の回数が多いな・・・って」

「そうか・・・要らぬ心配をかけて悪かったな」

「///そ、そんな・・・」

あれ?何でニコルはこんなに頬を染めているのだろう。俺何か変なこと言ったかな?

そんな風に考えていると、後ろから聞きなれた声がした。

「アスラン♪」

「ぅわ!?・・・キラーーー!!」

予告もなしに飛びつかれた俺はバランスを崩し危うく倒れ掛かるところだった。全く・・・

いつもいつもこいつは行動が突飛過ぎるんだ。拗ねているかと思えば甘えてくるし、怒ってい

るのかと思えばいつの間にか傍にいるし。


「こんにちは、キラさん」

「あ、ニコルくん、居たんだねvvごめん気づかなかった」

何気に刺があるように聞こえるのは俺の気のせいなのだろうか。

ばれないようキラの顔を盗み見るが、笑っている。ニコルのほうもこれまた笑っている。

それなのに、何故こう、背筋が寒いのだろう・・・?

「いえいえ、それじゃあ僕ブリッツの整備があるんで」

そう言って、ニコルは去っていった。



・・・・・・。



「おい、キラ。何やってるんだ?」

「何って・・・君に抱きついてるんだよvv」

ニコルが去った後すぐ、キラは俺にべったりと引っ付いた。いつも以上に激しいスキンシップ

に心浮かれるものの、何か裏がありそうな気がしてならなかった。

「それは分かる。・・・・何をしてほしいんだ?」

俺は呆れたような視線をキラに送った。

こいつが何の見返りもなく俺に甘えてくることは滅多にない。長い付き合いだから、よく分か

る。しかも、人に何かを頼むときキラは必ずその人に甘えるのだ。

「・・・よく分かったね・・・」

「長いからな」

「付き合いが?」

「キラ一筋なのがvv」

「////馬鹿!!」

素直にそう言うと、必ずキラは顔を真っ赤にして馬鹿って連発する。照れてるだけと知ってる

から、可愛いんだよな・・・これが。

「・・・アスラン・・・」

「ん、言う気になった?」

「(こくり)」

小さくうなづくと、キラは俺の耳に顔を寄せて、小さな声で囁いた。

それを聞いた俺は嬉しさのあまりキラをギュウッと抱きしめていた。キラは恥ずかしいらしく抵

抗してきたが、嫌がってないのはバレバレだった。

そして俺は調子に乗り、キラの唇を貪った。

「・・・!!ん・・ふぁ・・」

「キラ・・・愛してるよ・・・」

「・・ぁ・・アスラ・・ン」

おずおずと答えてくれるキラを益々抱き込み、俺はキラのやわらかく甘い唇をいつまでも味わ

っていた。



「あのね・・・ぼく以外の人にその・・・優しく笑いかけないで・・・//////」




おまけ

「ニコル・・・・どうした?」

「ああ・・・・ディアッカ・・・何か?」

そのときディアッカはニコルに話しかけたことを後悔した。

今のこいつは黒だ・・・・真っ黒だ!!!!

ニコルから発せられているのはどす黒いものだった。顔は笑ってはいるが、目がまったく笑っていない。もう、怖いくらいに・・・。

「い、いや・・・なんか気分悪そうに見えたから・・・でも大丈夫そうだな」

「ええ、心配してくださってありがとうございます」

ディアッカは磨り減っていく神経を感じ、心中で涙しながらニコルの機嫌が早期に直ることを

願い、不機嫌にさせた顔も分からぬ相手を恨んだ。




ハイ、ちょっとおまけをつけてみました。日記の再録です。
そして珍しくアスキラ←ニコルだったりと・・・ここ一応イザニコサイトなのになぁ・・・(ェ)
書きながら思ったのですが、私ディアッカの扱いひどいな〜と。ニコルの餌食になっていましたし。
でも、個人的に黒ニコル書けて楽しかったvvv
2003/6/14/sat
 



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